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くまもとの風合い
くまもと手しごと研究所

導入事例紹介

大事な時に使って頂ける物を。
肥後象眼の菓子切。

~お菓子とともにあるのが自然な贈り物~

お菓子の香梅 会長 副島 隆 様

消えものがいいという考え方があります。ずっと持っていていただくものがいいという考え方もあります。日常生活で何かの折につけて贈り物をする習慣は、旧来よりも減ったように思います。それだからこそ、ものを贈るということの価値が見直されているようです。寿ぎの気持ちを共有する贈り物。今回はお菓子の香梅の副島 隆会長にそんな贈り物のありかたを教わってきました。

※副島 隆様:以下 副島 くまもと手しごと研究所:以下 事務局

お菓子舗だから、菓子切を

事務局:
この肥後象眼の菓子切をお作りになった経緯を教えてください。
副島:

平成24(2012)年に菓子業界発展と菓子文化・熊本の文化の発信に寄与したということで、旭日双光章を受賞いたしました。
そのときに祝賀会を開いていただきまして、ご参加の皆様へのささやかな贈り物として製作しました。
当時はエコロジー的な視点から「マイ箸」がブーム。
そのようなものができないかと考えたら、お菓子といえば菓子切ではないかと思い至りました。
菓子切にお菓子をつけて皆さまにお渡しする。
自然な流れで考えがまとまりました。
そこで、肥後象嵌「光助」の大住さんが若いころから昵懇だったこともあって、製作をお願いすることにしました。

お贈りした方に喜ばれることは嬉しいこと

事務局:
以前、この菓子切を手にした方が大変喜ばれていまして、私が訪問するたびに、しみじみといいものをもらったとおっしゃってました。しかもお会いするたびに、3回ほど伺いましたから、心からそう思われていたようです。
副島:

お渡しするときに「この菓子切は、叙勲の記念に肥後象嵌で菊のご紋を施して製作いたしました。お茶席などのあらたまった場だけでなく、普段ご家庭で和菓子などお召し上がりになるとき、お使いいただければ幸いです」としたためた紙を同封いたしました。
こちらはお渡しする側ですから、お持ち帰りになった皆さまがどのように思われたのか、喜んでいただけたのか、よくわかりませんでした。
今日、その方のお話を伺えて大変嬉しく思います。

記念品は心に残るものを

事務局:
実はほかの方にも、とてもいいもので驚いたというお話を伺っています。
副島:

記念品は適当な値段ではなく、「いいものをもらった」「大事にしよう」と思えるものがいいのではないでしょうか。大事に「しまっとこう」でもいいのです。
いつか使う、いつか大事な時間を過ごす時に使おうという気持ちになっていただくだけでも。
格好つけて何かすごそうなものを贈るよりも、さりげなく「大切にされるようなもの」を贈る。
贈る側も大上段に構えないという心構えが大事だと思っています。

※撮影にあたっては日本舞踊家 高濱流光華々様がご愛用されている菓子切を拝借致しました。
また、取材中に副島会長より「この菓子切をご使用されている方がおられましたら株式会社お菓子の香梅様 official@kobai.jpへご連絡いただきたいのですが」とご依頼がありましたことを申し添えます。



取材・文章及び撮影 眞藤 隆次

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